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不良中年倶楽部

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多発恋愛・02

1984年11月 看護学生「Y美」

入院から一ヶ月近く過ぎようといていた頃、
地元の、看護学校の学生が実習に来た。
自分には、誰も付くことはなかったが
隣のおじいちゃん(腰が悪くて入院していた)に「Y美」が担当で付いていた。
隣なので、何回か話してる内に仲良くなり、
実習のない土・日曜日に私服で俺の面倒を見てくれるようになった。
そんなある日、車椅子を押してもらい外の空気を吸うために外出した時に

『俺って、本当に元通りに歩けるようになるかなぁ~ッ!』
『大丈夫ですよッ!絶対に直りますからッ!』
『だと、良いけど・・・』
『ところで、○○さん(俺の名前)って、彼女いないんですか?』

『この病棟に別れて間もない元カノがいるよ』とは言えるはずもなく
ましてや、『爆乳の看護婦「Y子」(多発恋愛01・参照)に惚れてるといえる筈などなく

『いないんだよね・・・多分・・・』何故か曖昧の答えに・・・

『じゃあ、退院したら私を遊びに連れて行って下さいッ!』
それって、告りなのでしょうか?

俄然、やる気が出てきて自主リハビリ開始だぁ~ッ
事故から、8週間後やっと自分の足で立つことが出来た。
でも、歩けない・・・
あせる気持ちを抑えながら、毎日歩く距離を伸ばしていった・・・

月が替わり11月になった
既に自習は終わっていたが、学校のない日は身の回りの世話をしてくれている。
その甲斐もあってか、11月中旬無事に退院できた。
それから1週間後、職場復帰も出来た

そして初デート、Y県Y湖へ夜のドライブ・・・
湖畔のおしゃれなレストランで、食事をして色々話す。
帰り道、T高速道路「G」IC近くのホテルへ
「Y美」は、それまで饒舌に話していたのに、急におとなしくなる。
自分は、直ったばかりの腰が気になる・・・
ベッドに押し倒し?たら『電気を消して・・・』と囁いた
そして暗闇に響くコルセットを外す音(マジックテープ)
ムードがブチ壊れながらも、無事エッチ終了

それから、1週間後、デート当日「Y美」から電話があった
『今夜、友達も連れて行って良い?』
『良いよッ!』(何でと思いながら・・・・)

そして友人「I美」を交えた3人で食事をすることに。
その時「Y美」の口から、信じられない言葉が・・・
『○○さん(俺の名前)と「I美」って合うと思うんだけど付き合えば?』
『・・・』(返す言葉が見当たらない・・・)
すると、「I美」が
『私じゃダメですか?・・・』
『・・・』(再び、返す言葉が見当たらない・・・)

何だか分からないうちに、「I美」と付き合う事となった。

その年のクリスマスや正月は、「I美」と過ごした(多発恋愛03にて)

翌年3月に、久しぶりに「Y美」から電話があった。
『看護婦の国家試験合格したよ~ッ!だから、お祝いしてよッ!』
『じゃあ「I美」と都合を合わせようか?』
『私だけでッ!』

翌日、「Y美」とデート?した。
当たり前の様に、HOTELへ行った
それからも、約1年間「I美」にばれぬように密会を繰り返した。

何とも不思議な女性だった・・・


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